協議会主催の断熱ワークショップが開催されました。

 

2月11日の月曜・祝日。

雪の予報がでるような寒空のもと、公社賃貸住宅で断熱ワークショップが開催されました。

 

一色小学校区地域再生協議会で今年度取り組んでいる「空き家対策モデル事業」の一環で、「空き家を出さないために健康なうちに行動しよう」「健康に住まうためには、断熱など住宅環境を良くすることが大切だ」といった経緯から、公社の空き部屋を提供し、断熱ワークショップが開催されることになりました。

 

事前に申込みいただいた約10名の方に実際に作業を行っていただき、その効果を体験していただきました!

 まずは南側の大きな窓にハニカム状のスクリーンを設置しました。

ロールスクリーンのように窓枠内側の上部に固定し、両側にガイド兼気密性向上になるレールを取り付けます。

このスクリーンはオーダー品なので、窓枠にピッタリ!これだけでも表面温度は、4℃くらい変わりましたよ。

 次に、北側にあたる外壁面に断熱材を貼り付けていきます。

今回はメーカーさんの方で事前に板状にカットしていただいたものを使いました。(階段室のため、搬入がすごく楽でした!)

外壁面へは接着剤は使わずに、両面テープを使って貼り付けました。

並行して別の場所では、北側の腰窓にはめる内窓を作製中です。

木製フレームにポリカーボネートの内窓を、寸法を測って切り出すところから。

途中、道具の使い方などのレクチャーも講師から行っていただき、細かい調整を重ねながら作製していただきました。

断熱材の貼付けと内窓設置で、北側外壁面の施工が完了しました!

時間の関係で一般の方には作業していただけなかったのですが、玄関扉の内側にもハニカムスクリーンを設置しました。

横引きタイプ(アコーディオンカーテンの様)なので、開けたときはコンパクトに納まります。

これで鉄製の玄関扉から感じる寒々しさや冷気が抑えられるはず!

今回、材料メーカーさんなどのご協力をいただき、北側の断熱した4.5畳の部屋について他の空き部屋と比較測定していただきました。

目盛りが見づらいですが、暖房を切った時の下がり方が急激なのが分かりますね。

断熱ワークショップの様子、いかがでしたでしょうか。

 

普段、断熱材は壁の中に入ってしまっていますし、あまり意識されるものではないかもしれません。

 ですが、「冷えは万病のもと」と言われます。

このワークショップをきっかけに、少しでも多くの方に、”住宅の断熱”というものに意識を持っていただけたら幸いです。

 

講師をしていただいたチョウハシさん、岸田さん、野原住環境(株)の加賀谷さん、福岡さん、ならびにご参加いただいた皆様、

1日ありがとうございました!!

▼当日の使用資材▼

南側まど:セイキ総業株式会社 ハニカム・サーモスクリーン(スタンダードタイプ)

北側まど:野原住環境株式会社 内窓キット(オリジナル商品・非売品)

北側断熱:旭化成建材株式会社 ネオマフォームUF(断熱材厚み25mm)

玄関内扉:セイキ総業株式会社 ハニカム・サーモスクリーン(横引きタイプ)