富士山や里山風景を満喫!! 晩秋の里山散策レポート


11/6(月)、一色小学校区地域再生協議会 公園・散策路部会主催の「晩秋の里山散策」に参加しました!

案内してくださったのは、地元一色地区にお住まいの橘川 卓司さん。

橘川さんと企画段階からご協力いただいたのがグリーンにのみやプロジェクト。

 

 この団体は、町の活性化と協働のまちづくりを目的とした「菜の花プロジェクト」が会の発端。

 いまでは毎年町外からもたくさんの参加者で賑わう「菜の花ウォッチング」や「つるしびな飾り展」などを企画し、

 町のために”まずはやってみよう!”といったとってもパワフルな団体です。

 また、町の活性化に協力することを目的として古民家 ふるさとの家の管理をされています。

 

まずは古民家ふるさとの家で、本日コースの説明や二宮町の歴史や文化についての話を聞きます。

 

いよいよスタートです!

参加者は27名。

古民家ふるさとの家から出発し、台山を登り、打越川沿いを遡り、炭焼き小屋で昼食。

午後は神明神社から富士山を望む丘を経て浄土宗浄源寺がゴールとなります。

一色地区を4時間掛けて堪能する約7.4kmのコースです。

散策日和の良い天気です!山頂からの景色が楽しみですね~

 

 

まずは台山エリアの散策です。木漏れ日が差し込む景観を楽しみながら森林浴ができます。

 

八坂神社。京都に本社があり、素戔鳴命が奉られています。双体の道祖神は相模国が発祥で、二宮、秦野、平塚辺りに見られるそうです。
八坂神社。京都に本社があり、素戔鳴命が奉られています。双体の道祖神は相模国が発祥で、二宮、秦野、平塚辺りに見られるそうです。
木漏れ日の道を登ります。空気が澄んでいて気持ちがいいです。
木漏れ日の道を登ります。空気が澄んでいて気持ちがいいです。
水神の碑。水道としても使っていた水源だそうです。左にあるのが貯水槽。
水神の碑。水道としても使っていた水源だそうです。左にあるのが貯水槽。
アケビがなっていました
アケビがなっていました
山頂(標高140m)からは大山から表尾根を一望できます!みなさん、写真を撮ったり登ったことのある山についてお話したり楽しそう。
山頂(標高140m)からは大山から表尾根を一望できます!みなさん、写真を撮ったり登ったことのある山についてお話したり楽しそう。
大きな柿の木が秋を感じさせてくれます。左には大山
大きな柿の木が秋を感じさせてくれます。左には大山
未舗装路を下るとせせらぎ公園の脇にでます。これでも町道だそうです。
未舗装路を下るとせせらぎ公園の脇にでます。これでも町道だそうです。
せせらぎ公園にでました。
せせらぎ公園にでました。

 

次は県道71号線を渡り、東にある炭焼き小屋を目指しますよ~!

 

中井町へ続く、旧道。ワットマンの裏あたりに二坦道の碑。大正12年(1923年)4月とあります。昔はここにトンネルがあったそうですが、関東大震災で崩壊してしまったとか・・・。
中井町へ続く、旧道。ワットマンの裏あたりに二坦道の碑。大正12年(1923年)4月とあります。昔はここにトンネルがあったそうですが、関東大震災で崩壊してしまったとか・・・。
馬頭観音。無病息災、動物救済、厄除け、旅行安全のご利益があるとされています。
馬頭観音。無病息災、動物救済、厄除け、旅行安全のご利益があるとされています。
里山らしい懐かしさを感じる風景が続きます。人参やショウガなどが栽培されています。
里山らしい懐かしさを感じる風景が続きます。人参やショウガなどが栽培されています。
ここにもイノシシが出るのでしょうか。防獣対策が施されています。
ここにもイノシシが出るのでしょうか。防獣対策が施されています。
炭焼き小屋へ到着です。
炭焼き小屋へ到着です。
この釜に炭材を半日かけて隙間なく詰め込み、2・3日火を入れて最高320度まで上げてから冷却まで10日間密封してやっと完成します。冷却しきれていない状態で蓋を開けるとすべて灰になり、失敗してしまうとのこと・・・。ここまで手を掛けても炭材の10分の1しか炭にならないようです。
この釜に炭材を半日かけて隙間なく詰め込み、2・3日火を入れて最高320度まで上げてから冷却まで10日間密封してやっと完成します。冷却しきれていない状態で蓋を開けるとすべて灰になり、失敗してしまうとのこと・・・。ここまで手を掛けても炭材の10分の1しか炭にならないようです。

 

 

 

さて、炭焼き窯の説明を聞いた後は昼食タイム!持参したお弁当をみんなで食べます。

休憩を終えて、エネルギーチャージしたところで、再び山を登ります!

昔の棚田。いまは使われなくなってイノシシの運動場になってしまっているそうです。
昔の棚田。いまは使われなくなってイノシシの運動場になってしまっているそうです。
昔の馬場の道と交差。昔のちゃんとした6尺道。
昔の馬場の道と交差。昔のちゃんとした6尺道。
一色の氏神様、神明神社。
一色の氏神様、神明神社。
庚申塔。見ざる言わざる聞かざる
庚申塔。見ざる言わざる聞かざる

 

尾根道を歩き、登りきったところで――――まってました!富士山です!!

 

富士山の雪が積もっていないのと、雲で霞んでいて写真にすると分かりづらいのが残念ですが・・・

おおきな富士山がバッチリ見えましたよ!頑張って登ったご褒美ですね~。

ぜひ実際に登ってみてくださいね。

 

ここから約1.3kmほど下り、最後のポイントの浄源寺に到着です!

 

山の上から見る、一色の集落。
山の上から見る、一色の集落。
お寺の猫ちゃんでしょうか。このあと、シャー!!と怒られました。
お寺の猫ちゃんでしょうか。このあと、シャー!!と怒られました。
浄土宗浄源寺に到着。住職さんからありがたいお話と尺八の演奏をお聞かせいただきました。
浄土宗浄源寺に到着。住職さんからありがたいお話と尺八の演奏をお聞かせいただきました。

 

最後は、記念撮影をしてイベントは終了!

4時間半、約7.4kmという長距離コースでしたが、地域のことに詳しい方から説明を受けながらの散策は、新たな発見や歴史を学ぶ良い機会になりました!

また、この距離の運動でも疲れを感じさせずに笑顔で楽しくお喋りをしている二宮町のシニア世代のパワフルな姿に驚きました。

 

お金を掛けて観光地に行かなくても、二宮町で散策や素敵な景色を楽しむことができます。

散策を趣味にされている方はもちろんですが、まだ散策の楽しみ方を知らない人が多い、若い世代の方にも参加して欲しいと思うイベントでした。